10月5日(水)〜12月7日(水)国立能楽堂資料展示室において、平成28年度 国立能楽堂特別展示『宇和島伊達家の能楽』が行われる。
伊予国宇和島藩主伊達家は、伊達政宗の長子を祖とし、江戸時代を通じて宇和島を治めた。江戸時代中期の五代藩主伊達は幼少より小鼓に傾倒し、囃子を江戸と国許の家中にも奨励し、能道具も数多く収集した。また、明治時代になって旧鯖江藩主間部家から入手した「能絵鑑」も宇和島伊達家の什宝となっている。
本展示では、公益財団法人宇和島伊達文化保存会が所蔵する関係資料の大部分を紹介、展示する。
宇和島伊達家所蔵の名宝は宇和島以外でまとまって展示されたことが少なく、東京での展示も平成13年以来、15年ぶりとなる。また、今回は能面や楽器などについて本格的な調査を行い、その成果を初めて総合的に紹介する。
入場は無料。開室時間は10時〜17時(月曜休室/国立夜公演来場者は開場から休憩終了時間まで観賞可能)。期間内展示替えあり(前期:10月5日〜11月6日/後期:11月8日〜12月7日)。
問合せ=国立能楽堂☎03ー3423ー1331へ。
※この記事は、『能楽タイムズ』10月号掲載記事を転載したものです。