
能楽対談 第661回
中村雅之(横浜能楽堂芸術監督)
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大瀧誠之(横浜能楽堂プロデューサー)
横浜能楽堂、再開館によせて
2024年1月から約2年半にわたる大規模改修工事を経て、横浜能楽堂がいよいよ再開館を迎える。桃山時代の能の再現や「眠くならずに楽しめる能」、子育て世代が来やすい時間帯の「ブランチ能」、障がい者・健常者が一緒に楽しめる「バリアフリー能」――。開館から三十年、「敷居の低い能楽堂」をキャッチフレーズに一貫してプロデュース型の能楽堂として独自の路線を歩んできた同館。芸術監督・中村氏とプロデューサーの大瀧氏に、休館中の取り組みと再開館への思いを聞いた。
[見出し]
・約二年半の休館
・十ハ区を巡って
・プロデュース型の能楽堂として
・様々な公演
・開館三十年 これまでとこれから
・祝いの一年
“大きく変えると能では無くなるし、変えようとしても、そうやすやすと変えられるものでもありません。実験的な事をやる事に意味はあるとは思いますが、現行の能を超えるのは難しいと思います。新作をやるときにも根本にはこの考え方があります”(中村雅之氏、対談本文より)
【ほかの読み物】
〈批評と感想〉
震災から十五年 ~三月の舞台から~
金子 直樹
2026年3月の能楽公演より
1日/豊田能楽堂『やよい能』から「墨塗」三宅近成、「隅田川」金剛龍謹★
5日/国立能楽堂『理春会能』から「道成寺」林美佐★
7日/国立能楽堂『延年之會 東京公演』から「松囃子」「屋島・大事・奈須与市語」小笠原由祠、「釣狐」小笠原弘晃★
8日/金剛能楽堂『金剛定期能』から「熊野」廣田泰能、「藤戸」金剛永謹★
15日/国立能楽堂『山本会別会』から「庵の梅」山本則重★、「蟹山伏」山本則光、「布施無経」山本東次郎、「武悪」山本則秀
18日『国立能楽堂定例公演』から「小塩」友枝昭世★
22日/宝生能楽堂『笹竜胆菊花能楽基金記念公演』から「見物左衛門・深草祭」野村裕基、「安宅・勧進帳」観世淳夫★
28日『国立能楽堂企画公演』から「名取ノ老女」武田孝史★
……を紹介(いずれも★は写真掲載)
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【連載】西三河在住能楽研究者の眼差し:二月から三月の愛知の舞台
飯塚 恵理人(椙山女学園大学教授)
2月11日/名古屋能楽堂『名古屋観世会』から「井杭」井上松次郎、「鉢木」観世清和
山中雅志、「三本柱」井上松次郎、「乱」久田三津子
3月1日『名古屋能楽堂 三月特別公演』から「花月」加藤かおる、「賽の目」松田髙義、「邯鄲」内藤飛能
3月28日/丹羽郡大口町・花見橋南特設会場『薪能』から新作能「裁断橋」久田三津子
3月29日/名古屋能楽堂『和久荘太郎 演能空間』から「止動方角」野村小三郎、「望月」和久荘太郎★
……を紹介。
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観世流の「安宅」二題
高橋 良子(和菓子デザイナー)
3月15日『梅若会別会能』★と22日『笹竜胆菊花能楽基金記念公演』でそれぞれ鷹尾章弘と観世淳夫が舞った「安宅」について振り返る。
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謡のある狂言の醍醐味―第十二回立合狂言会―
森村 進(一橋大学名誉教授)
2月23日に国立能楽堂で開かれた『第十二回 立合狂言会』について振り返る。「蝸牛」山本善之★、「杭か人か・謡入」奥津健一郎★。(いずれも★は写真掲載)
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〈ニュース、レポートなど〉
■【写真と文】篠山春日能/三上文規:『第51回篠山春日能』から「杜若・恋之舞」大槻文藏の写真を掲載。
■『東博能』開幕! 特別展では前田家伝来の能面・能装束も展示
■横浜能楽堂再開館 大規模改修を終え6月から
■「キッズ伝統芸能体験」発表会 国立能楽堂で稽古の成果を披露
■堺能楽会館 5月に解体へ
◆2026年5月の全国の能楽公演カレンダー「今月の能」収録◆
これまで能楽公演の地域区分を「東京」「近郊」「愛知」「京都」「大阪」「その他」としておりましたが、4月号より次の通りに改めました。
▶「東京」「関東(東京をのぞく)」「北海道・東北」「甲信越・北陸」「東海」「京都」「大阪」「関西(京都・大阪をのぞく」「中国・四国・九州・沖縄」


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