
能楽対談(鼎談) 第660回
野村又三郎(狂言方和泉流)
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野村小三郎(狂言方和泉流)
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金子直樹(能楽評論家)
それぞれの節目~五世小三郎襲名と又三郎斯道五十年~
名古屋を本拠地に活動する狂言方和泉流の野村又三郎家。野村又三郎氏の斯道五十年記念および、野村信朗改め小三郎氏の襲名披露として、2026年6月6日に国立能楽堂で狂言鑑賞会『やるまい会 東京公演』を開催する。
父・又三郎氏が25歳から40歳まで歩んできた「小三郎」の名を、息子も25歳となる年に受け継いだ。それぞれが襲名したときの思い、名古屋を出て東京藝術大学で研鑽した日々の記憶、間狂言を学ぶ機会の重要性、又三郎家継承の決意、一子相伝の秘曲「狸腹鼓」への覚悟ーー大事な節目に、父と子に様々に語っていただいた。聞き手は能楽評論家の金子直樹氏。
[見出し]
・名古屋公演を終えて
・「小三郎」について
・斯道五十年
・一子相伝ということ
・東京公演と未來
“襲名というのは、「名前を襲(おそ)う」のではなく「名前を襲(かさ)ねる」ものなのだなと気づかされて”(野村又三郎氏、対談本文より)
“「狂言が好き」というような簡単な言葉じゃなく、父の努力をしている姿をずっと見てきましたので、やはり継いでいくことは大事なことなのだという思いは常々ありました”(野村小三郎氏、対談本文より)
“今回「狸腹鼓」をやってみて、一子相伝とはワン・バイ・ワンなのだと改めて認識したところです”(野村又三郎氏、対談本文より)
【ほかの読み物】
〈批評と感想〉
充実した狂言 ~二月の舞台から~
高桑 いづみ
2026年2月の能楽公演より
8日『やるまい会名古屋公演 野村信朗改メ野村小三郎襲名披露~十四世野村又三郎斯道五十周年記念~』から「越後聟」野村小三郎★、「狸腹鼓」野村又三郎★、「酢薑」野村萬
25日『国立定例公演』から「酢薑」野村萬★
13日『銕仙会定期公演』から「海士・海中之舞」片山九郎右衛門★、「皸」善竹十郎
15日『式能』から「翁」金剛永謹★、「放下僧」櫻間金記★
18日『国立能楽堂定例公演』から「泣尼」大藏基誠、「松浦佐用媛」関根知登★
22日『喜多流自主公演』から「兼平」友枝雄人、「山姥」香川靖嗣★
23日『立合狂言会』
25日『国立定例公演』から「鉢木・黒頭」金井雄資★
……を紹介(いずれも★は写真掲載)
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【連載】西三河在住能楽研究者の眼差し:一月から二月の愛知の舞台
飯塚 恵理人
2026年1月と2月の愛知県の能楽公演より、
1月3日『名古屋能楽堂 正月特別公演』から「翁」山中雅志、「三本柱」井上松次郎、「乱」久田三津子
1月17日『豊田市能楽堂 新春特別公演』から「石神」山本則重、「三輪 神遊」狩野了一
2月8日『やるまい会 名古屋公演』から「越後聟」野村小三郎、「酢薑」野村萬、「狸腹鼓」野村又三郎
……を紹介。
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【連載】玄談放談:第5回 「ひとり翁」奉仕記
味方 玄(シテ方観世流)
観世流シテ方・味方玄氏による連載コラム。第5回は、片山九郎右衛門家が代々元日の午前5時に日吉神社で「ひとり翁」を奉仕するときのエピソード。
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〈ニュース、レポートなど〉
■写真と文:なかのZERO新春能/撮・駒井壮介、文・編集部
■芸術選奨文部科学大臣賞に シテ方観世流・味方玄氏★
■野村裕基氏が自身の会 第一回「狂言 イデアの会」★
■「世阿弥の少年期を描く漫画 アニメ化へ 『ワールド・イズ・ダンシング』
■台東区「スターの手形」顕彰 能楽界から観世清和氏
■関西大学名誉教授 関根俊彦氏が瑞宝中綬章
……ほか(★は写真掲載)
◆2026年4月の全国の能楽公演カレンダー「今月の能」収録◆
これまで能楽公演の地域区分を「東京」「近郊」「愛知」「京都」「大阪」「その他」としておりましたが、今号より次の通りに改めました。
▶「東京」「関東(東京をのぞく)」「北海道・東北」「甲信越・北陸」「東海」「京都」「大阪」「関西(京都・大阪をのぞく」「中国・四国・九州・沖縄」


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