「能楽研究会」令和三年度大会

一般記事

シテ方観世流で静岡文化芸術大学教授の梅若猶彦氏が会長をつとめる「能楽研究会」令和三年度大会が下記の日程で行なわれる。

この研究会は、「長い歴史の中で能がどのように育まれ、伝承され、現代に生きているか」というテーマで、演者、研究者をはじめ各界の有識者らが参加し、能楽について多角的な視点で考えることを目的として、昨年春に発足したもの。

今回は、講師に丸岡圭一氏(能楽書林社長)を招き、『謡本屋がみた昭和・平成能楽史』と題して近代の能楽史をふりかえるほか、「能の内在性について」(初日)、「初世梅若猶義考」(2日目)というテーマで研究発表も行なわれる。

詳細プログラムは次の通り。

 


 

【日 時】

令和4年2月12日(土)・13日(日)両日とも13:00~17:00

【会 場】

国際文化会館(東京都港区六本木5-11-16)

 

【プログラム】

〈1日目〉2月 12 日(土)

・開会挨拶:梅若猶彦(能楽研究会会長)

・講演「謡本屋が見た昭和・平成の能楽史(1)新作能のことなど」
丸岡 圭一(能楽書林代表取締役)

研究発表:テーマ『能の内在性について』[各50分]

①「呼吸生理学と能」
本間 生夫(呼吸生理学者、昭和大学名誉教授、医師)

②「武と能〜空間論」
戴 晶莉(放送デイレクター、剣道家)

・ラウンドテーブルディスカッション

〈2日目〉2月 13日(日)

講演「謡本屋が見た昭和・平成の能楽史(2)思い出す人やこと」
丸岡 圭一(能楽書林代表取締役)

・研究発表:テーマ『初世梅若猶義考』[各40分]

①「梅若猶義の能」
宇野 隆哉(フリージャーナリスト、元共同通信記者)

②初世梅若猶義師 記録音源の再生

③「幼少期の思い出」
梅若 猶彦(シテ方観世流能楽師、静岡文化芸術大学教授)

・ラウンドテーブルディスカッション

・閉会挨拶:梅若猶彦(能楽研究会会長)

 

※オンライン配信あり(ZOOM使用)

主催=能楽研究実行委員会、共催=能楽書林、協力=静岡文化芸術大学

当件に関する問合せは、能楽研究会(☎03-3264-0846/能楽書林内)へ。