能楽対談(座談) 第578回
茂山千五郎(新・千作)
茂山正邦(新・千五郎)
聞き手=石淵文恵
「揃って襲名」
▼本年9月に「5世千作」「14世千五郎」をそれぞれ襲名する茂山千五郎氏と正邦氏親子。独自のカラーで観客を魅了する〈千五郎家〉の強みとは。祖父が孫を教えるという稽古や家族のかたち、先代4世千作氏との思い出などを通して千五郎家を支えている考え方に迫る。また、9月から京都、大阪、名古屋、東京にて開催される『周名医披露公演』の詳細についてもお話を伺った。聞き手は、能楽界の内外をよく知る石淵文恵氏。
[見出し]
名の由来
各地で披露公演
説明をしすぎない
扇のかたちで
【その他の読み物】
〈批評と感想〉
バタ臭い目と耳で舞台に接すると
~七月の舞台から~
みなもと ごろう
▼「藤戸」友枝昭世※、「野宮」大槻文藏※、「西王母」長山桂三※、「善知鳥」大槻文藏※、「鸚鵡小町・杖三段之舞」野村四郎※、「雷電」朝倉俊樹※、「大田楽」野村万蔵ほか※。(※印は紙面に写真掲載)
*
[報告]『三人の会』を観て
表きよし
▼6月25日に国立能楽堂で行われた『三人の会』。シテ方観世流の谷本健吾氏、坂口貴信氏、川口晃平氏が立ち上げた同会旗揚げ公演について、国士舘大学教授の表きよし氏が報告する。「養老・水波之伝」川口晃平、「熊野・村雨留」坂口貴信、「望月」谷本健吾の舞台写真掲載。
*
インタビュー
『雙ノ会』ファイナルにむけて
~田崎隆三氏、石田幸雄氏に聞く~
(聞き手=三浦裕子)
▼9月25日、宝生能楽堂にて行われる『雙ノ会』は、シテ方宝生流の田崎隆三氏と狂言方和泉流の石田幸雄氏が主宰する会で今年で15年目を迎えるが、節目となる今年を以て一時休会となる。役職の違う二人がともに歩んできた15年を、武蔵野大学能楽資料センターの三浦裕子氏を聞き手を振り返り、語った。
* *
その他記事
▼関根詳六氏〈雪号〉の栄誉を受ける。能楽協会新役員就任~観世銕之丞氏が新理事長に。『雙ノ会』ファイナル。茂山千作・千五郎襲名披露公演。25世観世左近27回忌追善能。国立能楽堂で「英語による能体験教室」。訃報=前田行夫氏、狩野琇鵬氏……ほか。
★9月に行われる全国の能楽公演スケジュールを網羅した「今月の能」収録★
▼能楽タイムズ9月号、バックナンバーのご注文は
☎ 03-3264-0846
fax. 03-3264-0847
shorin@mercury.plala.or.jp
※その他定期購読等お申込みは以下のリンクをご参照下さい
https://www.nohgakutimes.jp/about#subscribe