武蔵野大学能楽資料センターは2026年7月より、令和8年度の公開講座「能・狂言の稽古と伝承 アマチュア・セミプロ・パトロンから学ぶ」を月1回、計4回開催する。場所は同大の雪頂講堂(東京都西東京市新町1-1-20 武蔵野キャンパス6号館)で、聴講無料、予約不要。

講座第一回は、7月27日(月)13時10分~14時40分に「山口鷺流の歴史と現状」(講師:稲田秀雄/山口県立大学名誉教授)、15時~17時に「山口鷺流狂言 地域が伝える芸のいま(お話と実演)」(講師:米本太郎/山口鷺流狂言保存会・山口県指定無形文化財技術保持者、鈴木太龍/山口鷺流狂言保存会、稲田秀雄)。
第二回は、8月27日(木)14時~16時に「中尊寺と御神事能 僧侶による継承」(講師:佐々木多門/シテ方喜多流能楽師・同学客員教授、金子健/同学准教授・能楽資料センター研究員)。
第三回は、9月26日(土)14時~16時に「前田慶寧 お殿様と太鼓」(講師:三浦裕子/同学教授・能楽資料センター長、高橋葉子/能楽資料センター研究員・京都市立芸術大学客員研究員)。
第四回は、10月24日(土)14時~16時に「大山阿夫利神社と大山能狂言 神事として 舞台芸術として」(講師:目黒久仁彦/大山阿夫利神社権禰宜、山本則重/狂言方大蔵流能楽師、三浦裕子)。

6月29日(月)には同講堂にて、「能を知ろう 激レア入門講座2026 能<道成寺> ―お話と実演―」 を開催。同所では毎年、能「道成寺」をテーマに「激レア入門講座」を実施しており、同曲においてシテ(主役)が果たす役割を、演者の話と実演を通じて検証している。「それは<道成寺>の理解を深めるのと同時に、歌舞伎・文楽・組踊を知る一助になるでしょう」(去年のチラシより)。
今年は、鵜澤光氏(シテ方観世流)、狩野祐一氏(シテ方喜多流)、山本則重氏(狂言方大蔵流)、三浦裕子氏(同学教授・能楽資料センター長)が講師を務める。こちらも聴講無料、予約不要だ。
能楽資料センターは1972年に設立。能と狂言に関する図書、映像・写真・録音資料を広く収集し、学外にも公開している。2002年度に雪頂講堂に組立式の仮設能舞台を新設し、2005年度から年1回狂言鑑賞会を開催しているほか、学生・一般を対象とした公開講座(年4回)・能楽研究講座(年2回程度)などを主催している。



