能楽タイムズ11月号

能楽タイムズ本紙

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能楽対談(座談) 第569回

〈能楽写真家協会〉座談

「十年の足跡」

〜 能楽写真家協会発足から10周年を迎えて 〜

能楽写真家協会

(出席者:石田裕、今駒清則、杉浦賢次、
瀬野雅樹、辻井清一郎。前島吉裕、吉越研)



▼今年創立10周年を迎える能楽写真家協会。なかなか表立って声を聞くことのないカメラマンのみなさんが語る「能」を撮るということについて。フィルムからデジタルへの変化などハード部分のお話を含め、これまで、今、これからのことをお聞きました。


[見出し]

(1)発足から十周年

(2)勉強会

(3)写真展

(4)「著作権」と「肖像権」

(5)「記録」と「芸術」と

(6)写真の活用

(7)映像の効果

(8)遠近感のある写真を



【その他読物】

〈批評と感想〉狂言の笑い〜9月の舞台から〜/松本 雍

▼「牛盗人」野村萬斎※、「貰聟」野村萬※、「蚊相撲」茂山千五郎、「通小町・雨夜之伝」観世喜之※、「阿漕」浅見真州※、「班女・笹之伝」観世清和※、「花筐」金井雄資※、「枕慈童」中村昌弘、「女郎花」種田道一、「鳴子」高野和憲、深田博治ほか。(※印は紙面に写真掲載)
▼このほか、「新たな試み」として、4日『のうのう能』にて行われたタブレット端末への言及もあります。

最近の公演ふたつ〜和久荘太郎の『演能空間』と『辰巳孝門の能を聴く』/飯塚恵理人

▼「道具を使った表現の面白さ」として、9月20日に名古屋能楽堂で行われた和久荘太郎主宰『演能空間』での能「融」(シテ和久荘太郎)と、「平成の詩劇としての能」として同27日に香里能楽堂にて行われた『辰巳孝門の能を聴く』の公演を紹介。

TTR能プロジェクト企画公演『和魂Ⅲ 大鼓五流激突編』/朝原広基

▼9月6日、神戸の湊川神社能殿で行われた、小鼓方幸流成田達志と大鼓方大倉流山本哲也が主催する〈TTR能プロジェクト〉の企画公演『和魂Ⅲ 大鼓五流激突編』について紹介。写真は瀬野匡史。

清秋の能/村瀬和子

▼「砧」衣斐正宣※、「俊寛」青木道喜、「井筒」片山九郎右衛門※、「融」和久荘太郎。(※印は紙面に写真掲載)

自然に真実を描き出すということ—野村四郎「大原御幸」—/山縣正幸

▼9月26日、大槻能楽堂での「砧」野村四郎についての舞台評。写真は森口ミツル。

真夏の月夜、霧ケ城に響く鎮魂歌/脇田泰子

▼8月22日、岐阜県岩村町岩村城藩主邸跡で行われた『いわむら城址薪能』で、飯塚恵理人作の新作能「覇王」(シテ辰巳満次郎)の上演があった。写真は瀬野雅樹。

その他記事

▼狂言「楢山節考」万作を観る会で58年ぶり、能楽写真家協会創立10周年写真展、新作能「ロミオとジュリエット」12月に国立能楽堂で、第30回記念正陽会、武蔵野大学能楽資料センター研究講座「連歌と狂言〜室町文化を楽しむ人々」、野崎家能面コレクション初公開金沢能楽美術館特別展、第23回招魂、東京文化財研究所無形文化遺産部公開学術講座「邦楽の旋律とアクセント〜中世から近世へ」……ほか。

☆11月に行われる全国の能楽公演スケジュールを網羅した「今月の能」収録!☆



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