みどりの風 練馬薪能

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10月10日(月・祝)17時から、練馬区立石神井松の風文化公園・花と木立のひろばで『みどりの風 練馬薪能』が開催される。この公演は練馬区独立70周年を記念するプレイベントで、区では初めての薪能開催となる。

公演に先立ち、9月23日(金)薪能会場となる練馬区立石神井松の風文化公園で会見が行われ、能「船弁慶」、狂言「二人袴」のそれぞれのシテを務める梅若万三郎氏、野村万作氏と練馬区長の前川燿男氏が出席した。

manzaburo会見で、万三郎氏は「石神井公園といいう緑に囲まれた良い環境で能を舞うというのは能役者冥利に尽きる」「能〈船弁慶〉というのは、わかりやすくおもしろい名作で、もっとも薪能にふさわしい曲の一つ。当日は幻想的な雰囲気を出せるようにがんばりたい」と話した。

 

 

 

 

mansaku同区の名誉区民にもなっている万作氏は「長いこと区民として同地に住んでいて、公園を通る度に『ここで薪能ができないかな……』と思っていたので、今回実現できたことは大変うれしい。今回の薪能はお客さまの数も理想的なので、非常に良いものになると思っている」とした上で、今回の催しについて「薪能だからといってカットはせず、ひとつの曲をきちんと演る。内容の良い、しっかりとした薪能が見られる充実した催しになればうれしく思う」と述べた。さらに、今回上演する「二人袴」については「久し振りに息子の萬斎が聟をする。最近では一緒の舞台を踏むことも少なくなっているので、しっかりと臨みたい」と話していた。

 

番組は、仕舞「高砂」松木千俊、「班女・舞アト」武田尚浩、狂言「二人袴」野村万作、野村萬斎、石田幸雄、月崎晴夫、能「船弁慶・前後之替」前シテ梅若万三郎、後シテ梅若泰志、子方梅若志長、ワキ宝生欣哉、ワキツレ大日方寛、御厨誠吾、アイ野村萬斎、囃子・一噌幸弘、住駒匡彦、柿原崇志、小寺佐七ほか。
※チケットはすでに完売。

薪能会場となる広場を背景に並ぶ三氏(左から梅若万三郎氏、野村万作氏)

薪能会場となる広場を背景に並ぶ三氏(左から梅若万三郎氏、前川燿男区長、野村万作氏)

主催・問合せ=みどりの風練馬薪能実行委委員会(事務局:練馬区文化生涯学習課文化事業担当係内)☎03ー5984ー4723。

詳細>>
http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/takiginoh/gaiyo.html